カテゴリー: ペットフード

  • 【16-みたらしちゃん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    【16-みたらしちゃん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    ドッグフード『Amarico(アマリコ)』を購入されたり、サンプルをお試しになられたお客様からの、アマリコの感想・口コミ、アマリコとわんちゃんが写っている写真を紹介します。今回は【みたらしちゃん】です。

    『Amarico(アマリコ)』とわんちゃんの写真

    【みたらしちゃん】
    ふわもふでおめめがうるうるで表情が愛らしいみたらしちゃんにご紹介していただきました♡
    みたらしちゃん、モグモグ食べていただきありがとうございます✨
    お皿をペロっとするくらい完食していただきとても嬉しいです♪
    みたらしちゃんのちょっぴり出ている歯が可愛いです💕
    【みたらしちゃん】.
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    を含む4種類のアマリコと並んでいる写真、そしてアマリコを食べて頂いている写真ですね!

    『Amarico(アマリコ)』の口コミ

    『Amarico(アマリコ)』のインスタグラム

    Instagram「アマリコ/愛犬の健康、高品質ドッグフード」

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    ・ワンちゃんと弊社ドッグフードの映った写真を送ってください。
    ・ワンちゃんの写真をインスタのDM(@amarico_dogfood)もしくは弊社のメールアドレス(info@amarico.com)に送ってください。※ご自身のインスタに投稿でも構いません。
    ・送って頂いた写真はインスタの他X、TikTok、YouTubeへの掲載も許可頂いた事と致します。(※ご自身のインスタに投稿でも同様です)
    ・Marco Line,楽天,Amazonで購入された方が対象です。
    /
    🐶お写真お待ちしています!

  • 【15-りたくん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    【15-りたくん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    ドッグフード『Amarico(アマリコ)』を購入されたり、サンプルをお試しになられたお客様からの、アマリコの感想・口コミ、アマリコとわんちゃんが写っている写真を紹介します。今回は【りたくん】です。

    『Amarico(アマリコ)』とわんちゃんの写真

    【りたくん】
    投稿からパパさんとママさんに愛情いっぱい注がれていているのが伝わる可愛いりたくんにご紹介していただきました♡
    りたくん、パクパク食べていただきありがとうございます✨
    【りたくん】.
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    『Amarico(アマリコ)』の口コミ

    カリカリのフードを珍しく美味しそうに食べていただいたとのことでとても嬉しいです♪

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  • 【13-マッチョくんとエースくん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    【13-マッチョくんとエースくん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    ドッグフード『Amarico(アマリコ)』を購入されたり、サンプルをお試しになられたお客様からの、アマリコの感想・口コミ、アマリコとわんちゃんが写っている写真を紹介します。今回は【マッチョくんとエースくん】です。

    『Amarico(アマリコ)』とわんちゃんの写真・動画


    【マッチョくんとエースくん】
    表情と仕草がとても愛らしいマッチョくんとエースくんにご紹介していただきました♡
    マッチョくんとエースくん、モグモグ食べていただきありがとうございます✨
    マッチョくんのご飯をエースくんが横取りしちゃうくらい美味しそうに食べていただき嬉しいです♪

    【マッチョくんとエースくん】写真.
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  • 【10-わさびちゃんともずくちゃん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    【10-わさびちゃんともずくちゃん】ドッグフード『Amarico(アマリコ)』の口コミ・わんちゃんの写真

    ドッグフード『Amarico(アマリコ)』を購入されたり、サンプルをお試しになられたお客様からの、アマリコの感想・口コミ、アマリコとわんちゃんが写っている写真を紹介します。今回は【わさびちゃんともずくちゃん】です。

    『Amarico(アマリコ)』とわんちゃんの写真


    【わさびちゃんともずくちゃん】

    ▼かわいいい動画をありがとうございます!
    2-わさびちゃんともずくちゃん.
    4-わさびちゃんともずくちゃん.
    5-わさびちゃんともずくちゃん.
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  • 犬のかゆみに効くドッグフード選びのポイントとおすすめの食材

    犬のかゆみに効くドッグフード選びのポイントとおすすめの食材

    愛犬が体をかゆがる、皮膚に赤みや湿疹がある…。
    そんな症状に心を痛めている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
    犬のかゆみや皮膚トラブルの原因はさまざまですが、食事が関係しているケースも少なくありません。
    ドッグフードの選び方を中心に、愛犬のかゆみ対策について詳しく解説します。​

    犬のかゆみの主な原因とは?

    愛犬がしきりに体を掻いたり、足を舐め続けていたり、耳をしきりに振っている…。そんな様子を見かけると、「何かの病気かな?」と心配になりますよね。実は、犬の「かゆみ」にはさまざまな原因があります。ここでは、特によく見られる主な原因を紹介します。

    1. 食物アレルギー

    まず注目したいのが「食べ物」が原因になるケースです。犬も人と同じように、特定の食材に対してアレルギー反応を起こすことがあります。特に多いのが「牛肉」「鶏肉」「乳製品」「小麦」など、ドッグフードによく含まれている食材です。
    食物アレルギーによるかゆみは、耳やお腹、足の裏などに症状が出やすく、長引くことが多いのが特徴です。お腹に赤みがあったり、足先を執拗に舐めるような行動が見られたら、食事内容を見直すサインかもしれません。

    2. 環境アレルギー(アトピー)

    次に多いのが、花粉やハウスダスト、カビ、ダニなど、環境中のアレルゲンによるかゆみです。これは「犬のアトピー性皮膚炎」と呼ばれるもので、遺伝的な要因も関係しているといわれています。
    特に春や秋など季節の変わり目に症状が強く出る傾向があります。体の内側(脇の下やお腹など)をかゆがったり、慢性的に耳が赤くなる場合は、このタイプのかゆみを疑ってみましょう。

    3. ノミやダニなどの寄生虫

    ノミやダニも、かゆみの大きな原因です。特にノミアレルギー性皮膚炎は、たった一匹のノミに刺されただけでも強いかゆみが出ることがあります。
    背中から尻尾の付け根にかけてポツポツと赤い湿疹が見られたり、後ろ足で体を激しく掻くような行動があれば、ノミやダニを疑って、すぐに駆虫対策をする必要があります。

    4. 皮膚の乾燥やシャンプーの刺激

    冬場など空気が乾燥する季節は、犬の皮膚も乾燥してかゆみが出ることがあります。また、合わないシャンプーを使ったり、洗いすぎたりしても、皮膚のバリアが壊れてかゆみにつながることがあります。
    特に皮膚が敏感な犬種では、低刺激のシャンプーを使い、洗いすぎないように注意することが大切です。

    犬のアトピー性皮膚炎についてのデータ

    参照元:犬のアトピー性皮膚炎の発症年齢と臨床症状
    ●荒井延明・薄井志保・纐纈雄三
    ●スペクトラム ラボ ジャパン(株)
    ●明治大学農学部

     Canine atopic dermatitis(CAD : 犬アトピー性皮膚炎)は,最も頻繁に見られる犬の皮膚疾患である。
    日本でのCADの有病率の発表はなく海外でのCADの有病率は10から15%と言われている。人のアトピー性皮膚炎と同様に,CADの発症機構については未解決な部分が多い。
    海外では臨床症状と関連因子の解析により複数の診断基準が紹介されているが絶対的なものではなく,CADと確定診断できる検査は存在しない。

    犬のアトピー性皮膚炎の発症年齢の調査項目グループ間(犬種以外)での比較

    項目 n % 平均(SEM) 統計群
    性別
    オス 716 30.9 2.49(0.10) a
    去勢オス 453 19.5 2.38(0.11) a
    メス 617 26.6 2.41(0.09) a
    避妊済みメス 532 23.0 3.00(0.12) b
    飼育者と同じ食事が与えられているか否か
    同じもの 986 42.5 2.77(0.09) a
    同じでない 1334 57.5 2.41(0.07) b
    猫と同居しているか否か
    同居している 167 7.2 2.92(0.21) a
    同居していない 2152 92.8 2.53(0.05) b
    飼育者の喫煙者か否か
    喫煙者 1141 49.7 2.43(0.07) b
    非喫煙者 1157 50.3 2.69(0.08) a

    2,338頭のうち記録がなかったものは含まれていない。a, b グループ内における平均値の異符号間に有意差あり(P<0.05)。

    参照元:犬のアトピー性皮膚炎の発症年齢と臨床症状

    犬のアトピー性皮膚炎の発症年齢の犬種間での比較

    犬種 n 犬種% 平均年齢(SEM)
    雑種 171 7.4 3.83(0.27)
    232 10.0 2.64(0.17)
    ビーグル 57 2.5 2.67(0.39)
    プードル 118 5.1 2.16(0.21)
    パピヨン 48 2.1 2.16(0.38)
    チワワ 112 4.7 2.06(0.19)
    フレンチ・ブルドッグ 121 5.2 0.98(0.08)
    シー・ズー 264 11.4 3.28(0.17)
    パグ 59 2.5 1.96(0.29)
    ダックスフンド 298 12.8 2.35(0.12)
    ウェルシュ・コーギー 61 2.6 2.70(0.25)
    マルチーズ 48 2.1 3.55(0.52)
    ミニチュア・シュナウザー 37 1.6 3.17(0.33)
    シェットランド・シープドッグ 33 1.4 3.67(0.60)
    アメリカン・コッカー・スパニエル 31 1.3 2.47(0.39)
    キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル 82 3.5 2.17(0.19)
    ゴールデン・レトリーバー 81 3.5 2.69(0.27)
    ラブラドール・レトリーバー 79 3.4 2.68(0.32)
    ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 54 2.3 2.19(0.32)
    ジャック・ラッセル・テリア 21 0.9 1.63(0.32)
    ヨークシャー・テリア 70 3.0 3.08(0.30)
    ワイアー・フォックス・テリア 30 1.3 2.46(0.37)
    ボストン・テリア 27 1.2 1.56(0.40)
    その他 191 8.2 2.11(0.16)

    1 (2,338頭-n)は記録がなかった項目。a, b, c, d, e, f 平均値の異符号間に有意差あり(P<0.05)。

    参照元:犬のアトピー性皮膚炎の発症年齢と臨床症状

    食事とアレルギーの関係

    〜実は身近な“いつものごはん”が原因かも?〜

    愛犬が体をかゆがる様子を見ると、「ノミかな?」「季節のせいかな?」と考えがちですが、意外と見落とされやすいのが「食べ物によるアレルギー」です。

    犬の食物アレルギーは、特定の食材が原因で免疫の過剰反応が起き、皮膚のかゆみや炎症、時には下痢や嘔吐など、消化器のトラブルとして現れることもあります。

    では、どんな食材がアレルゲンになりやすいのでしょうか?

    ●よくあるアレルゲン:タンパク質

    アレルギーと聞くと、「保存料」や「添加物」が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実は最も多いのは「タンパク質」なんです。しかも、体に良さそうなイメージのある牛肉や鶏肉、卵、乳製品、小麦など、ふだんよく使われている食材が原因になることが多いのです。
    これは、長期間同じタンパク源を摂り続けることで、体が「異物」として反応しやすくなってしまうことがあるためです。
    たとえば、鶏肉ベースのフードをずっと食べていた子が、ある日を境にかゆみを訴えるようになった…そんなケースは珍しくありません。

    ●見落とされがち:人工添加物・保存料

    また、人工的な香料や着色料、防腐剤などの添加物も、アレルギーの引き金になることがあります。特に安価なドッグフードには、保存性や嗜好性を高めるためにこうした添加物が多く使われていることがあり、知らないうちに皮膚トラブルの原因になっていることも。
    もちろんすべての添加物が悪いわけではありませんが、「なるべく少ない・わかりやすい原材料でできている」フードを選ぶのは、愛犬の健康を守るうえで大切なポイントです。

    ●にくい症状だからこそ、慎重に

    食物アレルギーは、明確な検査でスパッと「これが原因です!」とわかるものばかりではありません。地道な“除去と観察”の繰り返しで、少しずつ原因を絞っていく必要があります。
    皮膚に赤みが出る、足先を舐め続ける、耳が赤くなりやすい、便がゆるい…。こうした症状が続くようなら、まず今の食事を見直してみるのも一つの方法です。

    ドッグフード選びのポイント

    〜“何をあげるか”で、かゆみはグッと変わる〜
    愛犬のかゆみが続いていると、「病院に行ったほうがいいのかな」「薬を飲ませた方がいいのかな」と不安になりますよね。でも、まず見直してみてほしいのが「毎日のごはん」です。
    人間でもそうですが、口にするものが体をつくっています。犬も同じで、食べるものが皮膚や毛並み、そして体調に大きく影響しているんです。ここでは、かゆみやアレルギーが気になる子のために、ドッグフードを選ぶときの大事なポイントを3つご紹介します。

    ● 1. 新奇タンパク質(鹿肉・魚など)を取り入れる

    「新奇(しんき)タンパク質」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。これは、「その犬にとって初めて食べるタンパク源」のことを指します。
    例えば、鶏肉や牛肉をずっと食べていた子には、それ以外のタンパク源——たとえば鹿肉、馬肉、カンガルー肉、白身魚などが“新奇”にあたります。これらは、過去に体がアレルゲンとして認識していないことが多いため、アレルギー症状が出にくいとされています。
    最近では、こうした新奇タンパク質を使ったフードもたくさん出ていて、「なんとなく体調が落ち着いてきた」という声もよく聞きます。
    ただし、「何が初めてか」はその子のこれまでの食歴によるので、可能であれば今までに食べてきた食材をメモしておくといいですよ。

    ● 2. グレインフリーや低アレルゲン設計の重要性

    グレインフリーとは、その名の通り「穀物を使っていない」ドッグフードのこと。犬にとって、とうもろこしや小麦、大豆などの穀物は消化しづらいことがあり、アレルギーの原因になってしまうこともあります。
    もちろんすべての穀物が悪いというわけではありません。ただ、アレルギーの疑いがある場合は一度グレインフリーのフードを試してみるのも有効な方法です。
    また、「低アレルゲン設計」と書かれているフードは、アレルギーが出にくい食材を中心に、シンプルなレシピで作られていることが多いです。原材料を見たときに「聞いたことのある自然な食材」が並んでいれば安心ですね。

    ● 3. 添加物の少ないものを選ぶ

    香料、着色料、保存料…。こうした人工添加物は、見た目や香りを良くするために使われますが、体に負担をかけてしまうことも。とくに皮膚がデリケートな子やアレルギー体質の子にとっては、ちょっとした刺激がかゆみや湿疹のきっかけになることもあります。
    「できるだけ素材そのものの力で作られているフード」——それが、添加物の少ないフード選びの基本です。
    袋の裏面にある原材料の欄を見て、「〇〇抽出物」「着色料赤〇号」など、あまり見慣れない名前がズラリと並んでいたら、少し注意したほうがいいかもしれません。

    犬のかゆみに効く食材とその理由

    愛犬が体をかきむしっている姿を見るのって、本当に心が痛みますよね。食べものを少し工夫するだけでも、かゆみを和らげてあげられることがあります。ここでは、毎日のごはんにちょっと加えるだけで皮膚の調子がよくなるかもしれない食材を紹介します。

    1. 魚(サーモン、イワシなど)

    皮膚の炎症を抑える力あり!
    脂ののった魚には「オメガ3脂肪酸」がたっぷり。この成分は、体の中の炎症を抑えてくれるので、アレルギーやかゆみがある子にぴったりです。
    缶詰の水煮でもOKですが、塩分無添加のものを選びましょう。もちろん骨は取り除いてくださいね。

    2. 亜麻仁油やチアシード

    魚が苦手な子にはこちら!
    オメガ3は魚だけじゃなく、植物にも含まれています。亜麻仁油(あまにゆ)やチアシードを、普段のごはんにちょっとかけるだけでも効果が期待できます。
    ただし、油は酸化しやすいので冷蔵保存をお忘れなく。

    3. カボチャやニンジン

    ビタミンたっぷりで肌の再生をサポート!
    βカロテンやビタミンAが豊富で、皮膚の修復や保湿を助けてくれます。柔らかく煮て、つぶしてごはんに混ぜるのが◎。特に乾燥肌の子にはおすすめです。

    4. ブルーベリー

    意外かもしれませんが、抗酸化力がすごい!
    人間にもいいブルーベリー。犬にも少しならOKです。体の中の「サビ」を防いでくれる抗酸化物質が、皮膚トラブルにもよい働きをしてくれます。冷凍のまま数粒あげるのもOK。

    5. 卵(よく火を通して)

    皮膚や被毛の栄養源になるタンパク質!
    良質なタンパク質とビオチンが皮膚の健康を支えてくれます。ゆで卵やスクランブルエッグにして(味付けなし)、トッピング感覚で。

    4. 注目の成分でかゆみ対策

    〜薬に頼る前に、“ごはんでできること”〜

    犬のかゆみ対策というと、まず思い浮かぶのは薬やシャンプー。でも、実は毎日のごはんの中に、かゆみをやわらげてくれる成分があることをご存知ですか?

    ここでは、特に注目されている2つの成分「オメガ3脂肪酸」と「プレバイオティクス」について、わかりやすく解説します。

    ● オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

    〜“皮膚のうるおい”を守る天然のサポーター〜
    オメガ3脂肪酸は、青魚などに多く含まれている良質な油のことで、**EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)**という名前でも知られています。
    この成分、実は人間の肌トラブルにもよく使われているもので、炎症を抑える働きがあります。つまり、皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりするときに、体の中から穏やかにサポートしてくれるんですね。
    特に乾燥しやすい時期や、アレルギー体質の子にとっては、皮膚の“バリア機能”を高めるうえでも心強い存在。フードに最初から配合されているものもあれば、サーモンオイルなどで補う方法もあります。
    ※オメガ3は時間が経つと酸化しやすいため、保存方法にも少し注意が必要です。

    ● 腸内環境を整えるプレバイオティクス(例:オリゴ糖)

    〜「お腹の元気」は「皮膚の健康」〜
    「かゆみと腸?関係あるの?」と思われるかもしれません。でも、腸内環境が乱れると、免疫バランスが崩れて皮膚に不調が出やすくなることがわかっています。
    ここで注目したいのが、「プレバイオティクス」という成分。これは、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維や糖分のことで、特に有名なのが「オリゴ糖」です。
    オリゴ糖は、大腸に届いてビフィズス菌などの善玉菌を元気にし、悪玉菌の増殖を抑えてくれます。その結果、腸内のバランスが整い、免疫力が安定 → アレルギー反応が起こりにくくなるという流れになります。
    さらに便通もよくなるので、「かゆみ+お腹の調子がイマイチ」な子には特におすすめです。

    フードの切り替え方と注意点

    〜焦らず、じっくり。ごはんの変化は小さく始める〜
    愛犬のかゆみ対策として、新しいドッグフードを試してみようと思ったとき。すぐに全部変えたくなる気持ち、すごくよく分かります。でも、犬の体はとってもデリケート。いきなりの切り替えは、お腹や体調に負担をかけてしまうことがあるんです。
    ここでは、フードをスムーズに切り替える方法と、そのときに気をつけて見ておきたいポイントをご紹介します。

    ● 新しいフードへの切り替えは“少しずつ”が基本

    フードの切り替えは、1〜2週間かけて、ゆっくりと行うのが理想です。

    はじめの数日は、新しいフードをほんの少しだけ、今までのごはんに混ぜる程度でOK。そこから少しずつ量を増やしていきます。

    以下は、目安のスケジュールです:

    日数 旧フード 新フード
    1〜3日目 75% 25%
    4〜6日目 50% 50%
    7〜9日目 25% 75%
    10日目以降 0% 100%

    このペースよりももっとゆっくり進めても構いません。大切なのは、「愛犬の体調に合わせて、無理をしないこと」。急ぎすぎると、下痢や吐き気、かゆみの悪化が起きることもあります。

    ● 切り替え中にチェックしておきたいポイント

    フードを変えるときは、体がどう反応するかをしっかり見ておくことが大事です。特に、以下のような変化がないかチェックしてみてください。

    便の状態

    形が崩れたり、下痢になっていないか。色やニオイが極端に変わることもあります。

    かゆみの変化

    フード変更後、かゆみが増えた場合は、アレルゲンが含まれている可能性もあります。逆に落ち着いてきたら、フードが体に合っている証拠かもしれません。

    耳・皮膚の状態

    耳の赤みや湿り気、皮膚のベタつきや発疹などもチェックポイントです。

    食いつき

    新しいフードに対して「美味しい」と感じていれば、ストレスも少なく切り替えられます。ただし、味だけで選ばないよう注意です。

    おすすめのグレインフリードッグフード

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    Healthy Grade RED 成犬用 チキン49.5% ハーブ入り ドッグフード 3kg 全犬種

    香料・着色料・合成保存料不使用 穀物不使用 総合栄養食

    価格: ¥4,340 (税込)


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    商品説明

    Amaricoチキン49.5%グレインフリーは、無香料・無着色・合成保存料不使用の成犬用総合栄養食です。
    穀物の代わりにさつまいもやエンドウ豆を使用し、消化しやすくアレルギーに配慮。
    海藻やハーブを配合し、ビタミン・ミネラルを補給。
    さらに、グルコサミンとコンドロイチンが関節の健康をサポートします。

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    価格: ¥5,950 (税込)


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    Amaricoプレミアムグレードは、第一主原料に新鮮な鶏肉36%を使用したグレインフリーの高品質ドッグフードです。
    穀物の代わりにエンドウ豆やポテトを使用し、消化しやすくアレルギーに配慮。
    ビール酵母(MOS)が腸内環境を整え、免疫力をサポート。
    さらに、関節・心臓の健康や体重管理を助ける成分も配合し、愛犬の健康維持に貢献します。

    まとめ

    ドッグフードを切り替えるときに大切なのは、「早く変えること」ではなく、「愛犬の体にやさしく変えてあげること」です。急な切り替えはお腹を壊したり、体調を崩したりする原因にもなりかねません。

    新しいフードは、いつものごはんに少しずつ混ぜながら、1〜2週間かけてゆっくり移行していくのが基本。便の状態やかゆみの変化、食いつきなどを観察しながら、無理のないペースで進めていきましょう。

    「この子にはどんな食事が合うのか?」を見つけていくことは、時間がかかるかもしれません。でも、飼い主さんがじっくり向き合うことで、きっと愛犬もその変化を受け入れてくれます。
    毎日のごはんが、愛犬の健やかな肌と、笑顔につながるように――そんな気持ちで、まずは一歩踏み出してみてください。

  • 犬の僧帽弁閉鎖不全症とは?症状を改善するためのおすすめドッグフード選び

    犬の僧帽弁閉鎖不全症とは?症状を改善するためのおすすめドッグフード選び

    僧帽弁閉鎖不全症(Mitral Valve Insufficiency, MVI)は、犬における一般的な心臓疾患の一つで、特に高齢の犬に多く見られます。この病気は、心臓の僧帽弁が正常に閉じなくなることで血液が逆流し、心臓への負担が増大する状態です。症状が進行すると、咳、呼吸困難、運動不耐性などが現れ、最終的には重篤な状況に至ることもあります。
    ですが、心臓病を持つ犬にとって、適切なドッグフードを選ぶことで症状を和らげ、病気の進行を遅らせることが可能です。
    本記事では、僧帽弁閉鎖不全症に悩む犬のための食事管理方法と、適切なドッグフード選びについて詳しく解説します。

    僧帽弁閉鎖不全症とは?

    犬の心臓には「僧帽弁」という弁があり、これは心臓の左心房と左心室を隔てています。健康な状態では、左心室から左心房に血液が逆流しないように、この弁がしっかりと閉じる役割を果たしています。しかし、何らかの理由で僧帽弁が正常に閉じなくなると、心臓の左心室に血液が逆流してしまいます。これが「僧帽弁閉鎖不全症」と呼ばれる病気です。
    逆流した血液は心臓に負担をかけ、心臓の機能が徐々に低下していきます。特に高齢犬に多く見られる病気ですが、早期に発見して適切な治療を行うことで、進行を遅らせることが可能です。

    症状と進行の仕組み

    初期の段階では、犬が僧帽弁閉鎖不全症を患っていても、症状が現れにくいことがあります。しかし、病気が進行すると、以下のような症状が見られることが多くなります。

    主な症状:

    ・咳:特に夜間や休息時に見られることがあります。心臓に負担がかかることで気道に水分がたまり、咳が出やすくなります。
    ・呼吸困難:心臓がうまく血液を送り出せなくなると、肺に水分がたまるため、息が苦しくなることがあります。普段よりも呼吸が速く、浅くなることが特徴です。
    ・疲れやすさ:犬が散歩中にすぐに疲れてしまう、または遊ぶのを嫌がるようになることがあります。心臓が十分に血液を送り出せないため、体が十分に酸素を供給できなくなるからです。
    ・食欲不振:体調が悪化するにつれて、食欲が落ちることがあります。
    ・水をたくさん飲む:心臓病によって体液バランスが崩れ、水分を多く摂取するようになることがあります。
    進行するにつれて、症状はさらに悪化し、最終的には心不全に至ることもあります。初期段階では軽度の症状が見られるだけですが、病気が進行するにつれて犬の生活の質が大きく低下するため、早期の発見と対処が重要です。

    犬の心臓病におけるリスク要因

    犬が僧帽弁閉鎖不全症を発症するリスクにはいくつかの要因が関わっています。以下のポイントがそのリスクを高める要因です。

    1. 年齢:

    僧帽弁閉鎖不全症は、特に高齢の犬に多く見られます。犬も人間と同じように年齢を重ねると、体の各部分が徐々に老化し、弁も硬くなったり、弾力性を失ったりします。その結果、弁が完全に閉じなくなり、逆流が起きやすくなります。

    2. 犬種:

    特定の犬種は心臓病の発症リスクが高いとされています。特に小型犬に多いですが、特に「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」「ダックスフンド」「チワワ」「ポメラニアン」などの犬種は、僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすい傾向があります。

    3. 遺伝:

    犬種によっては、僧帽弁閉鎖不全症が遺伝的に引き起こされることがあります。そのため、同じ犬種内で病気が多く発症することが知られています。遺伝的要因は完全には解明されていませんが、親犬から子犬に遺伝する可能性があるため、繁殖には注意が必要です。

    4. 肥満:

    肥満の犬は心臓に余分な負担をかけることになります。特に肥満による血圧の上昇や心臓の負担は、僧帽弁閉鎖不全症の進行を早める可能性があるため、体重管理が大切です。

    5. 高血圧:

    高血圧も心臓に負担をかけ、心臓病の進行を早める原因になります。犬においても、特に高齢犬では高血圧が発症しやすいことがあり、これが心臓病に影響を与えることがあります。

    犬の僧帽弁閉鎖不全症

    参照元:犬の僧帽弁閉鎖不全症
    ●小暮一雄
    ●動物の循環器 第20号 13-23(1987)

    僧帽弁閉鎖不全症(MR)は、高齢犬における左心不全の基礎疾患として発生頻度も高く重要である。
    本症の僧帽弁(MV)は、後述するように結節性・び慢性肥厚を伴って風船状に膨らんだ状態を示す。
    左室収縮期にはこのMVが弁輪を超えて左房内に脱出するため僧帽弁逸脱症(Mieral valve prolapse:MVP)とも呼ばれている。

    犬 の心疾患発生状況

    参照元:犬 の心疾患発生状況

    心疾患と診断されたものは,全 疾患合計57,847件中2,547件(4.4%)で,48疾病名であった。
    疾病群の発生状況は表6,そ の年次推移は図1に示した。
    犬の心疾患では,まだ犬フィラリア症が大きな比率を占めている。
    しかし犬フィラリア症は全集計平均では27.4%であるが,1994年 に36.2%であったものが年々漸減し2000年には15.3%に減少している。
    2002 S-1-41肺水腫および腹水は,こ れらの症状が初診時に著明であったものであり,何らかの心疾患が主因となっているものである。
    肺水腫の主因は僧帽弁閉鎖不全,腹水は糸状虫が考えられる。
    腹水は1994年に9.6%であったものが年々減少し2000年には3.6%に減少した。
    一方肺水腫では年次的一定傾向はみられなかった。
    図1犬 の心疾患群の年次推移〔‘94~‘00年〕心不全はほとんどが慢性心不全を意味し,弁 膜症に起因して心不全症状が悪化しているものである。
    全平均では27.1%であるが,1994年には16.2%であったものが漸次増加し2000年には45.0%を示している。
    弁膜症は多くは加齢に伴う僧帽弁,三 尖弁閉鎖不全が占めている。
    全平均では15.4%で,そ の内訳は僧帽弁閉鎖不全14.29%,三尖弁閉鎖不全0.59%,僧帽弁狭窄0.27%,肺 動脈弁閉鎖不全0.12%,大 動脈閉鎖不全0.08%であった。
    1994か ら2000年の間には11.3~22.8%内を変動したが一定傾向はみられない。
    出現した不整脈は17種 でその発生状況は図2に示した。
    発生率は全平均8.2%で,1994年は4.4%であったものが年々増加し2000年は10.6%になった。
    多くみられる不整脈は,心室期外収縮,洞徐脈,洞不整脈,洞頻脈,第1度 房室ブロック,心 室頻拍,洞 停止,第III度房室ブロック,上室期外収縮,心房細動の順であった。
    図2犬の不整脈の発生状況〔‘94~‘00年〕その他には心奇形,心 筋症,心 筋炎,肺 高血圧,血管疾患,浮 腫,胸 水,心 膜血腫等である。
    発生率は高いものでも0.47%以 下であった。

    犬 の心疾患の発生状況
    参照元:犬 の心疾患の発生状況

    疾病名 例数
    犬フィラリア症 697 27.4%
    心不全 689 27.1%
    弁膜症 391 15.4%
    心臓肥大・拡張 253 9.9%
    不整脈 210 8.2%
    肺水腫 118 4.6%
    腹水 92 3.6%
    その他 97 3.8%
    合計 2547 100.0%

    犬の僧帽弁閉鎖不全症における外科的治療:僧帽弁修復術

    参照元:犬の僧帽弁閉鎖不全症における外科的治療:僧帽弁修復術
    ●上地正実
    ●日本大学生物資源科学部
    ●日獣会誌 65 611~616(2012)※下記抜粋

    犬の僧帽弁閉鎖不全症は発症率の高い心臓病である[1].
    僧帽弁における血液の逆流は左心系のうっ血と心拡大を認め,発咳,肺水腫及び呼吸困難をおもな臨床徴候とする.
    内科治療は血管拡張薬,利尿薬及び強心薬を中心に行うが,重度僧帽弁閉鎖不全症の犬の予後は悪い[1].ピモベンダンを投与することで僧帽弁閉鎖不全症の犬の臨床徴候及び予後は改善されるが,一方でこれらの犬の80%が2年以内に僧帽弁逆流の悪化もしくは死に至ることが報告されている[2].
    内科治療は対症療法であり僧帽弁の構造的な異常を治療することはできない.
    僧帽弁閉鎖不全症の臨床徴候と予後を改善させるためには外科的介入による弁構造の修復と機能を回復させる必要がある.
    僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁弁置換術及び弁形成術は,人医療において標準的な手術法である[3h6].
    一方,小動物において開心術による僧帽弁手術は限られた臨床症例でのみ試みられてきた[7h14].
    開心術はおもに大型犬に適応され,小型犬においては従来の方法では体外循環の実施は困難であると考えられていた[9].
    しかし近年,人工心肺装置を使った体外循環法は小型犬[13h17]及び猫[18]でも安全に体外循環を実施できるまでに改善されてきた.
    これにより,小型犬を含むさまざまな大きさの犬種において開心術を行うことが可能となった[14, 19].
    犬においても,変性した僧帽弁を機械弁[11]または生体弁[12]に置き換える人工弁置換術の報告がある.
    機械弁による弁置換術では,適切なサイズの機械弁を用いることで長期予後が得られるが,強力な抗血栓療法を必要とする[18].
    一方,生体弁は優れた抗血栓性をもち[12, 20],自己の僧帽弁を修復することが困難な僧帽弁異形成の症例に有効な治療法と考えられる[12].
    人における生体弁置換術は移植後の経年変化で弁に石灰化が起こり,再手術が必要となることがあり,予後の改善が期待できないこともあると報告されている[21].
    犬では生体弁による僧帽弁置換術から石灰化を認めずに17カ月以上生存したことが報告されている[12].人[4, 5]及び小動物[8, 9, 13, 14]において,弁輪縫縮術及び腱索再建術を含む僧帽弁修復術は耐久性に優れており,抗血栓療法が不要で,長期の臨床転帰を改善する[9, 13, 14].
    また僧帽弁置換術に比較して,僧帽弁手術のコストを削減できる.
    これらの観点から僧帽弁修復術は僧帽弁閉鎖不全症における主たる根治外科手術法になると考えられる.

    (中略)

    犬における体外循環下における僧帽弁修復術は,僧帽弁閉鎖不全症に対する重要かつ有効な治療法である.
    僧帽弁修復術は,弁輪縫縮術とePTFE人工腱索による腱索再建術によって行われるが,経験と習熟が求められる.
    また,この手術は単に術者の技術的習熟度が問われるものではなく,手術チーム全体の習熟が必要とされる.
    手術チームは,術者,助手,麻酔,人工心肺技師,器具助手及び外回り助手で構成されるが,それぞれの担当間の連携が不可欠である.
    これに加えて,術後管理チームも麻酔管理及び緊急処置について十分な知識と技術が要求される.
    このためには術者はもちろんのこと手術チーム及び術後管理チームの十分なトレーニングが要求される.
    スタッフトレーニングにはバーチャルなものも必要であるが,実際の症例手術の中でしか経験できないものが多い.
    知識と技術の鍛錬が不十分な場合はケアレスミス一つで症例を失うことに繋がる.これらの観点からこの手術は安易に試みるべきではない.
    心臓外科手術の手術成績を高く保つにはよくトレーニングされた手術チーム及び術後管理チームのスタッフが必要であり,これらのチームの知識と技術の水準を高く保つためには手術施設の近接を防ぎ,日本国内で2~3カ所程度に施設を限定して症例を集約するべきである.

    犬の心臓病に効果的なドッグフードの特徴

    犬が心臓病を患っているとき、食事の管理がとても大切です。心臓に優しい食事を選ぶことで、症状の進行を遅らせたり、体調を改善したりすることができます。ここでは、犬の心臓病に効果的なドッグフードの特徴を詳しくご紹介します。

    高品質なタンパク質と低脂肪

    犬の心臓病に対応するためには、高品質なタンパク質を含んだフードを選ぶことが重要です。心臓が弱っている犬にとって、筋肉量を維持することが大切です。筋肉は心臓を支える重要な役割を果たしているため、適切な量のタンパク質が必要です。
    しかし、同時に低脂肪の食事が求められます。心臓病の犬は脂肪分が多すぎると、血圧が上がりやすくなったり、体に負担がかかりやすくなります。低脂肪のドッグフードを選ぶことで、余分な脂肪を摂取せず、心臓に過剰な負担をかけないようにすることができます。
    高品質なタンパク質源としては、鶏肉や七面鳥、魚などがよいとされています。これらは消化が良く、犬の体に必要な栄養素を効率よく供給することができます。逆に、脂肪分の多い肉類(例えば牛肉や豚肉)や、処理された加工肉は避けた方が良い場合があります。

    低ナトリウム(塩分)で心臓への負担を軽減

    心臓病を持つ犬にとって、塩分(ナトリウム)の摂取量を制限することが非常に重要です。ナトリウムは体内で水分を引き寄せ、血圧を上昇させる原因となります。血圧が高くなると、心臓にかかる負担も増えてしまいます。特に心臓病を持つ犬は、ナトリウムの摂取を控えることで、血圧を正常に保ち、心臓の負担を軽減できます。
    市販されている多くのドッグフードにはナトリウムが含まれていますが、心臓病の犬には低ナトリウムなフードを選ぶことをおすすめします。フードのパッケージに「低ナトリウム」や「心臓病用」と記載されたものを選ぶとよいでしょう。また、手作りフードを与える場合も、塩分を加えないよう注意が必要です。

    抗酸化物質とオメガ3脂肪酸の重要性

    犬の心臓病の管理には、抗酸化物質とオメガ3脂肪酸を豊富に含むフードが非常に効果的です。これらの成分は、心臓の健康をサポートし、炎症を抑える役割を果たします。
    抗酸化物質(ビタミンE、ビタミンC、ベータカロテンなど)は、体内の活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は細胞にダメージを与え、心臓を含む体全体の健康に悪影響を及ぼすため、抗酸化物質を摂取することで、心臓の細胞を守り、健康維持に役立ちます。
    オメガ3脂肪酸(特にEPAとDHA)は、心臓に良い脂肪酸です。これらは血液の流れをスムーズにし、血圧を正常に保つ助けとなります。また、オメガ3脂肪酸は抗炎症作用があり、心臓病の進行を遅らせる効果が期待できます。サーモンやマグロなどの魚油や、亜麻仁油(フラックスシードオイル)に含まれているため、これらを主成分にしたドッグフードを選ぶことが理想的です。

    心臓病に適したドッグフードを選ぶ際のポイント

    犬の心臓病に適したフードを選ぶことは、愛犬の健康を守るために非常に重要です。ただし、どんなフードを選べばよいのか、またどのように与えればよいのかを理解するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、心臓病の犬に最適なドッグフードを選ぶ際のポイントについて詳しく説明します。

    獣医師と相談することの重要性

    心臓病の犬に適した食事を選ぶ際、獣医師と相談することが最も重要です。心臓病は犬の体にさまざまな影響を与えるため、犬の状態に合わせた食事が必要です。獣医師は、愛犬の病状や進行具合、体重、年齢、活動量を考慮したうえで、最適な食事のアドバイスをしてくれます。
    例えば、心臓病の進行具合によっては、低ナトリウム(塩分)フードや、特別に調整された栄養素が含まれた療法食が必要な場合があります。獣医師の指導を受けながらフードを選ぶことで、心臓への負担を減らし、病気の進行を遅らせる手助けになります。
    また、愛犬に心臓病がある場合、他の健康問題(腎臓病や糖尿病など)が併発していることもあるので、獣医師はそれらも考慮してフードの選択をサポートしてくれます。獣医師と定期的にコミュニケーションを取り、食事内容や健康状態をチェックすることが、愛犬の生活の質を維持するために大切です。

    ドッグフードの成分表示をチェックする

    ドッグフードを選ぶ際は、必ず成分表示をチェックすることが大切です。市販されているドッグフードにはさまざまな種類があり、心臓病の犬に適したものを選ぶためには、具体的に何が含まれているのかをしっかり確認する必要があります。
    特に注意すべき成分は以下の通りです。
    ・タンパク質源:高品質な動物性タンパク質(例えば鶏肉や魚)を含むフードが良いとされています。タンパク質は筋肉を維持するために必要で、心臓をサポートするためにも重要です。
    ・脂肪の量:心臓病の犬にとっては、低脂肪のフードが好ましいです。脂肪分が多いと心臓に負担がかかるため、低脂肪で消化が良いものを選びましょう。
    ・ナトリウム(塩分):低ナトリウムのフードを選ぶことが重要です。高い塩分は血圧を上げ、心臓にさらなる負担をかけてしまいます。
    ・オメガ3脂肪酸:オメガ3(EPAやDHA)を含むフードは、心臓病に効果的です。これらは炎症を抑える働きがあり、血液の流れをスムーズにします。
    ・抗酸化物質:ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質は、細胞を保護し、心臓の健康を守るために役立ちます。
    フードの成分表示をよく確認し、これらの栄養素が適切にバランスよく含まれているものを選びましょう。また、無駄な添加物や化学的な保存料が含まれていない、できるだけ自然に近いフードを選ぶこともおすすめです。

    与え方の工夫とサプリメントの併用

    心臓病の犬には、与え方にも工夫が必要です。食事内容だけでなく、その与え方やサポートするサプリメントをうまく活用することで、より効果的に病気の進行を抑えることができます。
    ・食事の回数を増やす:心臓病の犬は一度に大量の食事を摂ると胃に負担がかかることがあります。1日2回ではなく、1日3回や4回に分けて少量ずつ食べさせることで、胃腸への負担を減らし、消化を助けることができます。
    ・食事の温度:食事を与える際にぬるま湯で温めると、食べやすくなるだけでなく、消化にも良い影響を与えることがあります。冷たいフードよりも温かいフードの方が、消化器官に優しいです。
    ・サプリメントの併用:心臓病を持つ犬にサポートができるサプリメントとしては、オメガ3脂肪酸(フィッシュオイル)、コエンザイムQ10、タウリン、Lカルニチンなどがあります。これらは心臓の機能を助け、血流を改善するために役立ちます。ただし、サプリメントは獣医師と相談しながら使用することが大切です。犬の体調や薬の服用状況によって、サプリメントの併用が適切かどうかを確認しておきましょう。

    おすすめのドッグフードの種類

    犬の心臓病の管理には、適切な食事が非常に重要です。市販のドッグフードから自家製のものまで、心臓病に対応できるフードにはさまざまな種類があります。愛犬の健康をサポートするためには、どのタイプのフードを選ぶべきか、またはどのように自家製フードを作るべきかを理解することが大切です。ここでは、犬の心臓病に適したおすすめのフードについてご紹介します。

    市販の心臓病専用フード

    市販されている心臓病専用のドッグフードは、心臓病を持つ犬のために特別に調整された栄養が含まれているため、便利で安心です。多くのペットフードメーカーが、心臓病に配慮した療法食を提供しています。これらのフードは、心臓への負担を減らすために、特に以下の要素に注意を払って作られています。
    ・低ナトリウム(塩分):塩分が高いと心臓に負担をかけ、血圧を上昇させるため、心臓病用フードは低ナトリウム設計です。
    ・高品質なタンパク質:心臓病の犬は筋肉を維持することが大切なので、高品質で消化の良いタンパク質が使用されています。これにより、筋肉量を保ちつつ心臓に過剰な負担をかけません。
    ・オメガ3脂肪酸:心臓に良いとされるオメガ3脂肪酸(例えばEPAやDHA)が豊富に含まれており、心臓の健康をサポートします。
    ・抗酸化物質:心臓病による酸化ストレスを軽減するために、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が加えられています。
    例えば、ヒルズやロイヤルカナン、アイムスなどのメーカーは、心臓病専用の療法食を提供しており、獣医師と相談しながら選ぶことができます。これらのフードは、心臓病の進行を抑えるために設計されており、特に医療機関で推奨されることが多いです。

    自家製ドッグフードの作り方と注意点

    自家製のドッグフードを作ることは、愛犬の食事管理において非常に良い選択肢ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。心臓病の犬には、栄養バランスが非常に大切ですので、間違った食材を使うと、逆に健康に悪影響を与えることがあります。

    自家製フードの作り方:

    ・主成分を選ぶ:犬の心臓に優しい高品質なタンパク源を選びます。鶏肉、七面鳥、白身魚(例:サーモン、タラ)などは良い選択肢です。これらのタンパク質は消化が良く、脂肪分が少ないため、心臓に負担をかけません。

    ・野菜を加える:心臓病の犬には、抗酸化物質が豊富な野菜(例えば、ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー)を加えると良いです。これらの野菜は免疫力を高め、心臓の健康を守ります。

    ・炭水化物:消化しやすい炭水化物(例えば、白米、甘いジャガイモ、カボチャ)を使うと、エネルギー源として犬の体に優しいです。

    ・サプリメントの追加:自家製フードにオメガ3脂肪酸(フィッシュオイルや亜麻仁油)、タウリン、コエンザイムQ10などのサプリメントを加えることで、心臓の健康をサポートできます。ただし、これらを追加する際は、獣医師の指導を仰いでください。

    注意点:

    ・塩分を控える:自家製フードで塩分を控えることが重要です。心臓病の犬はナトリウム(塩分)を避けるべきなので、調味料や加工食品は使わないようにしましょう。

    ・栄養のバランスを取る:自家製フードは手作りであるがゆえに、栄養バランスが崩れがちです。必ず獣医師に相談し、必要なサプリメントや成分が十分に含まれているか確認することが大切です。

    ・火を通す:犬の食材は、しっかりと加熱してから与えるようにしましょう。特に生肉や魚には食材の寄生虫や細菌が含まれていることがあるため、必ず加熱して食べさせます。

    他の健康サポートをするフード

    心臓病の管理には、心臓をサポートするだけでなく、他の健康面も考慮したフードを選ぶことが大切です。例えば、以下のようなフードが役立ちます。

    ・体重管理用フード:心臓病の犬は、過体重だとさらに心臓への負担が大きくなります。そのため、低カロリーで栄養価が高い体重管理用のフードを選ぶことで、体重を適正に保つことができます。

    ・腎臓サポートフード:心臓病を持つ犬は、腎臓にも影響を及ぼすことがあります。腎臓機能をサポートするフードには、低リン、低タンパク質設計のものがあり、心臓病と腎臓病が併発している場合に役立ちます。

    ・消化サポートフード:心臓病の犬は消化不良を起こしやすいため、消化器官に優しいフード(低脂肪、高繊維)を選ぶと良いでしょう。これにより、食事が胃に優しく、腸内環境も整えることができます。

    僧帽弁閉鎖不全症の進行を防ぐためにできること

    僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)は、犬の心臓に関わる病気で、心臓の弁が正常に閉じず、血液が逆流することで心臓に負担がかかる疾患です。進行すると心不全などの深刻な症状が現れることがあるため、早期に対策を講じることが大切です。進行を防ぐためには、生活習慣や体調管理をしっかりと行い、獣医師と連携しながらサポートしていくことが重要です。ここでは、僧帽弁閉鎖不全症の進行を防ぐためにできることについて、いくつかの具体的な方法をご紹介します。

    運動と体重管理

    適度な運動と体重管理は、僧帽弁閉鎖不全症の進行を防ぐために非常に重要です。

    運動の重要性:

    運動は心臓の健康を保つために欠かせませんが、無理な運動は心臓に負担をかけることがあるので、適切な量と内容を選ぶ必要があります。犬にとって必要な運動は、血液の循環を促進し、心臓を強化する助けとなります。特に、散歩や軽いフリスビー遊びなどの低負荷な運動が推奨されます。僧帽弁閉鎖不全症の進行を防ぐためには、激しい運動は避け、心臓に優しい運動を習慣化することが重要です。

    体重管理:

    過体重や肥満は、心臓に余分な負担をかけるため、体重管理は必須です。適切な体重を保つことで、心臓への負担を軽減し、病気の進行を遅らせることができます。食事量を適切に管理し、肥満を防ぐことが非常に大切です。獣医師と相談し、適切な食事計画を立てて、運動と食事で愛犬の体重を管理しましょう。

    定期的な健康チェックと獣医師のサポート

    定期的な健康チェックと獣医師のサポートは、僧帽弁閉鎖不全症の進行を防ぐために欠かせません。

    定期検診:

    僧帽弁閉鎖不全症が進行する前に、定期的に獣医師のチェックを受けることが大切です。早期に異常が発見されることで、適切な治療や予防策を講じることができます。検診では、心音や血液検査、エコー検査(超音波検査)などが行われることがあります。これらの検査で病気の進行具合や心臓の状態を把握し、最適な治療計画を立てることができます。

    獣医師との連携:

    心臓病の管理には獣医師のサポートが不可欠です。病気が進行しないようにするために、獣医師が適切な薬を処方したり、食事のアドバイスをくれることがあります。また、定期的なフォローアップを行うことで、状態が悪化しないように管理することができます。愛犬の状態に合わせた治療法を見つけ、獣医師との信頼関係を築くことが、病気の進行を防ぐために重要です。

    ストレスの管理

    心臓病を持つ犬にとって、ストレス管理は非常に大切です。ストレスは心臓にさらなる負担をかけ、病気の進行を早める可能性があります。そのため、愛犬がリラックスできる環境を整えることが必要です。

    ストレスを減らす環境作り:

    犬は環境の変化や不安を感じると、ストレスを抱えることがあります。家の中では静かな場所で休ませてあげたり、過剰な刺激を避けるようにしましょう。また、急な音や過度な興奮を避けるために、穏やかな雰囲気を保つことが大切です。

    心をリラックスさせる方法:

    愛犬がストレスを感じているときには、マッサージや穏やかな声で話しかけるなどの方法でリラックスを促進することができます。例えば、毎日の散歩の際にリラックスしたペースで歩くことで、愛犬は安心感を感じ、心の状態も安定します。また、寝床を快適に整えることも、犬が安心して休める場所を提供するために重要です。

    ストレスが過剰にかかると、心臓病が悪化する可能性があるため、愛犬が心地よく過ごせるように配慮しましょう。

    まとめ

    僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓に負担をかける病気で、進行すると心不全を引き起こすことがあります。病気の進行を防ぐためには、適度な運動と体重管理が大切です。また、定期的に獣医師の健康チェックを受け、病気の進行具合を確認することが重要です。ストレスを減らすために穏やかな環境を作ることも、心臓への負担を軽減するのに役立ちます。

    食事面では、高品質なタンパク質、低ナトリウム、オメガ3脂肪酸などを含むフードが推奨され、獣医師と相談して愛犬に最適なフードを選ぶことが重要です。心臓病を持つ犬の健康を守るためには、食事、運動、ストレス管理を一貫して行い、獣医師のサポートを受けることが鍵となります。

  • グルテンフリーのドッグフードとは?愛犬に優しい選び方ガイド

    グルテンフリーのドッグフードとは?愛犬に優しい選び方ガイド

    愛犬の健康を守るために、フード選びはとても大切です。最近では「グルテンフリー」のドッグフードが注目され、食事から体調管理をサポートする飼い主さんが増えています。しかし、「そもそもグルテンフリーって何?」「本当にうちの子に必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、グルテンフリーの基礎知識から、選び方、気を付けたいポイントまで、わかりやすく解説します。

    グルテンフリーのドッグフードとは?

    愛犬の健康を考えたとき、食事の質はとても大切です。その中でも注目されているのが「グルテンフリー」のドッグフード。これは、グルテンと呼ばれる成分を含まないフードのことを指します。グルテンフリーの食事は、人間の健康志向から広まりましたが、今では犬の世界でも広がりを見せています。特に、消化器系のトラブルや皮膚トラブルに悩むワンちゃんにとって、食事の見直しは重要なサポート手段のひとつです。
    ここからは、そもそもグルテンとは何か、そしてなぜドッグフードにグルテンが含まれているのかを詳しく見ていきましょう。

    グルテンとは何か?

    グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦といった穀物に含まれているたんぱく質の一種です。パンやパスタなどのモチモチとした食感を生み出す役割があり、食品に弾力や粘り気を与えています。
    グルテン自体は天然由来の成分ですが、人によってはこれをうまく消化できず、体に不調をきたすことがあります。この現象が「グルテン不耐症」や「グルテンアレルギー」と呼ばれ、人間だけでなく犬にも起こることが知られています。
    つまり、グルテンは必ずしも悪いものではありませんが、体質によっては負担になることがある成分なのです。

    なぜドッグフードにグルテンが含まれているの?

    ドッグフードにグルテンが含まれているのには、いくつかの理由があります。
    まず、コスト面。小麦やトウモロコシなどの穀物は安価で大量生産が可能なため、ドッグフードの価格を抑えるためによく使われます。また、穀物由来のたんぱく質も栄養素として評価され、総合栄養食を作る際の栄養バランスを補う目的でも利用されています。
    さらに、加工性の向上も理由の一つです。グルテンには粘着性があるため、ドッグフードを成形する際に役立つ特性を持っています。粒をしっかり固めたり、食感を良くしたりするためにもグルテンが使用されることが多いのです。

    ただし、こうしたメリットがある一方で、グルテンに敏感な犬にとっては体に負担をかけてしまう場合もあるため、近年はグルテンを使わない選択肢が求められるようになっています。

    グルテンフリーが注目される理由

    グルテンフリーのドッグフードが注目されるようになった背景には、アレルギーや消化不良に悩む犬が増えているという事実があります。
    特に、皮膚のかゆみ、慢性的な下痢や嘔吐、元気がないといった症状が見られる場合、食物アレルギーが疑われることがあり、その中にグルテンが関わっているケースも少なくありません。

    また、グルテンフリー食に切り替えたことで、症状が改善したという声も多く聞かれます。もちろん、すべての犬にグルテンフリーが必要なわけではありませんが、「食事で体質を整える」という考え方が浸透してきたことで、飼い主さんたちの選択肢の一つとして注目されるようになったのです。

    さらに、グルテンを含まないフードは、原材料を厳選して作られる傾向があるため、品質重視のフードを探している飼い主さんにも支持されています。

    グルテンフリーのドッグフードが向いている犬とは?

    すべての犬にグルテンフリーが必要なわけではありません。ですが、体質や体調によっては、グルテンを避けたほうが健康的な生活を送れるケースもあります。
    ここでは、特にグルテンフリーの食事が向いていると考えられる犬のタイプを紹介していきます。

    アレルギー体質の犬

    皮膚が赤くなったり、かゆみを訴えたり、慢性的に耳をかいているワンちゃんはいませんか?
    そうした症状は、もしかすると食物アレルギーが関係しているかもしれません。アレルギーの原因となる食材は犬によって異なりますが、小麦などの穀物に含まれるグルテンが引き金になっている場合もあります。
    もし獣医師の診断などで穀物アレルギーの可能性が示唆された場合、グルテンフリーのフードを試してみることはひとつの有効な手段です。食事を切り替えるだけで症状が大きく改善するケースもあります。

    消化器系が弱い犬

    お腹をこわしやすい、便がゆるい、すぐに嘔吐してしまう…。
    こんな消化器系トラブルが頻繁に見られるワンちゃんも、グルテンフリー食が合う可能性があります。
    特に、グルテンをうまく消化・吸収できない犬は、食後に体調を崩しやすい傾向があります。
    穀物の消化が負担になっている場合、グルテンを取り除くことで腸への刺激を減らし、消化を助けることが期待できます。敏感なお腹を持つワンちゃんには、より消化にやさしいフード選びが大切です。

    予防目的で選ぶケースも

    最近では、特に不調がない犬でも、「将来の健康維持のためにグルテンフリーを選びたい」 という飼い主さんも増えています。
    体に余計な負担をかけたくない、できるだけ自然な食事を心がけたい――そんな思いから、健康意識の高い家庭ではグルテンフリーをスタンダードな選択肢と捉えていることもあります。
    ただし、必要のない制限はかえって栄養バランスを崩すことにもつながりかねません。愛犬の体質や食事内容をよく観察しながら、慎重に選ぶことが大切です。

    原材料に小麦の表記が無いドッグフードに含まれる小麦の含有量

    参照元:原材料に小麦の表記が無いドッグフードに含まれる小麦の含有量
    ●辻本綾子・辻本義和 アフロ動物病院
    ●ペット栄養学会誌 26(第24回大会号.2023)
    ※以下抜粋

    原材料に小麦の表記が無いドッグフードにどれだけの小麦が含有しているかを調査するため、定量試験[ELISA(=enzyme-linked innunesorbent assay)法]である食物アレルギー検査を、定量上限を上回ったものは試料を希釈するもことで、定量可能な数値まで検査を重ねた。
    その結果、食物アレルギー用療法3製品において小麦タンパク室は不検出であったが、
    小麦グルテンフリーと記載のある総合栄養食から小麦790ppm(=parts per milion、1mg/kg)、小麦グリアジン2900ppmが検出され、
    グレインフリーと記載のある総合栄養食から小麦51.2ppm、小麦グリアジン57.7ppmが検出された。
    ヒトの食品ではアレルギー表示義務が生じる基準値である10ppmを大きく上回る濃度の小麦タンパク質が検出された。
    したがって、除去食試験の実施に際しては、原材料に表記のないアレルゲンの混入を考慮するだけでなく、飼い主に対する周知徹底も必要であると言えた。
    イヌのアレルギーにおける除去食試験の重要性が増す中で、ドッグフードにもヒトの食品同様のアレルギー表示に関する基準が早期に設定されることが望まれる。

    グルテンフリードッグフードを選ぶときのポイント

    グルテンフリーと書かれているドッグフードにも、実はさまざまな種類や特徴があります。
    愛犬に合ったフードを選ぶためには、ただ「グルテンが入っていない」だけではなく、全体のバランスや安全性をしっかりチェックすることが大切です。
    ここでは、選び方のポイントをわかりやすくまとめました。

    原材料表示をしっかり確認しよう

    まず最初に見るべきなのが、パッケージ裏にある原材料表示です。
    「グルテンフリー」と謳っていても、小麦由来ではない別の穀物(たとえば米やオーツ麦)が使われていることがあります。これらは基本的にグルテンを含みませんが、気になる場合は細かくチェックするクセをつけましょう。
    また、主原料に何が使われているかも重要なポイントです。
    肉類を中心としたフードは、たんぱく質をしっかり摂れるので、健康な体づくりに役立ちます。逆に、やたらと添加物や不自然な成分が多いものは、避けた方が安心です。

    「グレインフリー」との違いに注意

    グルテンフリーと似た言葉に「グレインフリー」というものもあります。
    これは「穀物自体を一切使用していない」という意味で、グルテンフリーよりもさらに制限が厳しいイメージです。
    グレインフリーのフードは、穀物の代わりに豆類やじゃがいもなどを使って栄養を補っています。ただし、すべての犬にグレインフリーが必要なわけではありませんし、特に高齢犬や特定の病気を持つ犬には合わないこともあります。
    つまり、「グルテンフリー=グレインフリー」ではないので、ラベルをよく読み、自分の愛犬に本当に必要な内容を選ぶことが大切です。

    グルテンフリーとグレインフリーの違い
    項目 グルテンフリー グレインフリー
    意味 グルテン(小麦・大麦・ライ麦)を除去 すべての穀物を除去
    使える食材 米・とうもろこし・オーツ麦など 豆類・じゃがいも・野菜など
    目的 グルテンによる不調を防ぐ 穀物全般アレルギー対策、低炭水化物食
    注意点 穀物自体は含まれることも 代用食材が合わない犬もいる
    対象になりやすい犬 グルテン過敏症・軽い消化トラブル 穀物アレルギー持ち・特別な食事制限が必要な犬

    試してみる際の注意点

    グルテンフリーのドッグフードに切り替えるときは、急にすべてを入れ替えるのではなく、少しずつ混ぜながら移行するのが理想的です。
    新しい食材に体が慣れるまでには時間がかかることもあり、急な変化は消化不良や体調不良を招くことがあります。
    また、切り替え後は、便の状態や毛艶、皮膚のコンディションなどをよく観察しましょう。
    もし何らかの異変を感じた場合は、すぐに元の食事に戻したり、専門家に相談することも大切です。
    焦らず、愛犬のペースに合わせて進めていくことが、成功へのカギです。

    愛犬に合った食事を見つけるために

    ドッグフード選びは、単に「人気があるから」「グルテンフリーだから」という理由だけで決められるものではありません。
    それぞれの犬には、体質や好み、年齢、運動量、健康状態など、さまざまな違いがあります。
    大切なのは、愛犬の体の声に耳を傾けながら、ぴったり合う食事を一緒に探していくことです。

    変化をよく観察することが大切

    新しいフードを試すとき、まず心がけたいのは、愛犬の様子をしっかり観察することです。
    体は正直です。もし食事が合っていなければ、何らかのサインが現れることがあります。
    たとえばこんな変化に注目しましょう。
    ・便の硬さや回数に変化はないか
    ・毛並みや毛艶がよくなっているか、逆にパサついていないか
    ・皮膚にかゆみや赤みが出ていないか
    ・食欲が落ちていないか
    ・活動量や元気さが変わっていないか
    これらを毎日少しずつ観察することで、体がその食事をどう受け止めているかを知ることができます。
    小さな変化でも見逃さず、愛犬の「今」を感じ取ることが、ベストな食事選びにつながっていきます。

    食事を切り替えるときのコツ

    いくら体に良さそうなフードでも、急に全部切り替えるのはNGです。
    犬の消化器官はとてもデリケート。急な変化はストレスになり、下痢や嘔吐といったトラブルの原因になることもあります。
    食事を切り替えるときは、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら、
    時間をかけて移行するのがコツです。
    一般的な切り替えの目安はこんな感じです。
    ・1〜2日目:新しいフードを25%、いつものフードを75%
    ・3〜4日目:新しいフードを50%、いつものフードを50%
    ・5〜6日目:新しいフードを75%、いつものフードを25%
    ・7日目以降:すべて新しいフードへ
    もちろん、犬によって適応スピードは違います。
    お腹がゆるくなったり、元気がなくなったりしたら、無理に進めず一度ペースを戻してあげましょう。
    愛犬のペースに合わせて、焦らずじっくり。
    この小さな心づかいが、長く健康な毎日を作っていきます。

    グルテン フリーのおすすめドッグフード

    Amarico グレインフリーチキン Healthy Grade RED


    Amarico グレインフリーチキン

    Amarico グレインフリーチキン

    Healthy Grade RED 成犬用 チキン49.5% ハーブ入り ドッグフード 3kg 全犬種

    香料・着色料・合成保存料不使用 穀物不使用 総合栄養食

    価格: ¥4,340 (税込)


    商品ページを見る ▶

    商品説明

    Amaricoチキン49.5%グレインフリーは、無香料・無着色・合成保存料不使用の成犬用総合栄養食です。
    穀物の代わりにさつまいもやエンドウ豆を使用し、消化しやすくアレルギーに配慮。
    海藻やハーブを配合し、ビタミン・ミネラルを補給。
    さらに、グルコサミンとコンドロイチンが関節の健康をサポートします。

    Amarico グレインフリーフレッシュチキン Premium Grade GOLD


    Amarico グレインフリーフレッシュチキン Premium Grade GOLD

    Amarico グレインフリーフレッシュチキン

    Premium Grade GOLD 1歳以上の成犬~シニア犬用 フレッシュチキン36%

    香料・着色料・合成保存料不使用 穀物不使用 総合栄養食

    価格: ¥5,950 (税込)


    商品ページを見る ▶

    商品説明

    Amaricoプレミアムグレードは、第一主原料に新鮮な鶏肉36%を使用したグレインフリーの高品質ドッグフードです。
    穀物の代わりにエンドウ豆やポテトを使用し、消化しやすくアレルギーに配慮。
    ビール酵母(MOS)が腸内環境を整え、免疫力をサポート。
    さらに、関節・心臓の健康や体重管理を助ける成分も配合し、愛犬の健康維持に貢献します。

    まとめ

    愛犬にぴったりの食事を見つけるには、ただの「流行り」や「評判」だけに頼るのではなく、愛犬自身の体調や反応をしっかり見守ることが大切です。食事を切り替える際には、愛犬のペースに合わせて少しずつ変更し、その変化を観察しながら調整を加えていきましょう。

    フード選びは一度決めたら終わりではありません。愛犬が健康で元気に過ごせるように、食事を通じてその状態をサポートしてあげることが大事です。愛犬との毎日を楽しみながら、最適な食事を一緒に見つけていきましょうね。

  • 『EXPO 2025 大阪・関西万博』に出展いたします

    『EXPO 2025 大阪・関西万博』に出展いたします

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    EXPO2025 大阪・関西万博に出展いたします。
    ■期間:2025年6月2日~4日
    ■テーマ:ペットとともに未来につなぐグリーンエネルギー
    ■チーム名:マーコペッツ
    ■共創メンバー:マーコグリーンパワー株式会社
    ■現在の活動地域 国/地域:日本 茨城
    ■活動テーマ:環境、エネルギー
    ■■EXPO2025 大阪・関西万博 出展内容

    ■共創チャレンジの内容
    温暖化や異常気象、紛争など、私たちの傲慢な行動でエネルギーや食糧不足が懸念されています。そのしわ寄せはペットや動物たちの命にもつながります。
    私たちの家族である大切なペットを守るため、環境に配慮したグリーンエネルギーを活用してペットフードを製造していきます。

    ■展開したい地域
    日本を含めた全世界。
    展示会、ソーシャルメディア

    ■共創を希望する方々
    ペットを家族のように思いグリーンエネルギーの技術発展を目指す方々

    ■大阪・関西万博テーマとの関わり
    自らが生み出した科学技術を用いて未来を切り開く責務があることを自覚し、行動することが求められています。サステナブルな社会になれるよう企業として行動していきます。

    ■最先端のドライペットフード製造工場
    マーコグリーンパワーLCCは2025年にアメリカ合衆国にて最先端のドライペットフード製造工場の立ち上げを予定しております。太陽光エネルギーによる持続性の保証、そして自社製品とOEMパートナー商品の小ロット生産の実現により、ペットフード製造業界に良い変化をもたらすべく、この工場の設立を計画いたしました。我々の業界革新への取り組みはSDGsに相通ずるものもあり、責任ある製造と公正で倫理観のあるビジネスをより一層心掛け、邁進していきます。品質、持続性、柔軟性—この3つに重点を置き、ペットの健康と環境に優しい生産について業界に新たなスタンダードを打ち立てていきます。

    ■ペットと共に生きる未来
    マーコグリーンパワーLCCは持続的で高品質でありながら、お客様ひとりひとりに寄り添う柔軟なソリューションをご提供することで、ペットと共に生きる未来をより良いものにしていくよう役目を果たしてまいります。

  • フレンチブルドッグのドッグフード選び完全ガイド|健康と食いつきを両立させる秘訣

    フレンチブルドッグのドッグフード選び完全ガイド|健康と食いつきを両立させる秘訣

    フレンチブルドッグは愛らしい見た目とユニークな性格で多くの人に愛されている犬種ですが、実は食事選びがとても重要です。皮膚が弱かったり、太りやすかったりといった特徴があり、合わないドッグフードを与えると体調を崩す原因にも。この記事では、フレンチブルドッグにぴったりなドッグフードの選び方や、注意したい原材料、与え方のコツまで、飼い主さんが知っておきたい情報をわかりやすくまとめました。これからドッグフードを見直したい方や、初めてフレンチブルドッグを迎えた方にも役立つ内容です。

    フレンチブルドッグとは

    🐶フレンチブルドッグとは?
    ~愛らしさとユニークさが詰まった人気犬種~
    フレンチブルドッグは、そのユーモラスな顔立ちと、明るく人懐っこい性格で世界中の人に愛されている小型犬です。
    日本でも年々人気が高まっており、マンション暮らしの家庭や初めて犬を飼う人にも選ばれやすい犬種です。
    ここでは、フレンチブルドッグの基本的な特徴や性格、飼う上でのポイントについてわかりやすくご紹介します。

    🐶フレンチブルドッグの基本情報

    項目 内容
    原産国 フランス
    体重の目安 約8〜14kg
    体高の目安 約28〜33cm
    寿命の目安 約10〜13歳
    犬種グループ 小型犬(愛玩犬)
    特徴的な外見 短い鼻(鼻ぺちゃ)、立ち耳(コウモリ耳)、シワのある顔、がっしり体型
    性格の傾向 甘えん坊・穏やか・マイペース・フレンドリー
    飼いやすさ 室内向き・無駄吠えが少ない・散歩は短めでもOK
    健康上の注意点 呼吸器系の弱さ、皮膚トラブル、太りやすさ
    運動量 少なめ。散歩は1日20〜30分程度でもOK。
    ただし肥満防止のために適度な運動は必要
    毛色の種類 フォーン、クリーム、ブリンドル、パイド(白地に斑)、ブラック(稀少)など
    しつけのしやすさ 賢いがマイペース。納得すれば覚えるが、頑固な面もあり工夫と根気が必要
    子犬の選び方 元気がよく、人懐っこい子を選ぶと◎。
    目や鼻が乾いていないか、皮膚に赤みがないかなど健康チェックも大切
    性別による違い ♂オス:やんちゃで甘えん坊、遊び好きな傾向
    ♀メス:落ち着きがあり、比較的しつけしやすい傾向

    外見の特徴

    フレンチブルドッグの最大の魅力は、何といってもその独特の顔つきとがっしりした体格です。
    ・鼻ぺちゃで丸い顔
    ・大きく立ち上がった「コウモリ耳」
    ・しっかりとした筋肉質のボディ
    ・くりっとした大きな目
    ・シワのある顔と短めのしっぽ
    これらが合わさって、なんとも言えない愛らしさと「ちょっと抜けた感じ」のユーモアを生み出しています。

    性格の特徴

    フレンチブルドッグは、穏やかで甘えん坊な性格の持ち主です。
    ・飼い主にべったりの「甘えたがり屋」
    ・無駄吠えが少なく、室内でも飼いやすい
    ・ほかの犬や人にもフレンドリー
    ・頑固でマイペースな一面もあり
    しつけが難しいと言われることもありますが、それは自分の意志が強く、納得しないと動かない賢さの裏返しとも言えます。根気強く愛情を持って接することが大切です。

    健康面での注意点

    フレンチブルドッグは見た目がユニークなぶん、体の構造や体質に気を配る必要がある犬種でもあります。

    代表的な注意点

    ・短頭種のため呼吸がしづらい → 暑さや運動には注意が必要
    ・皮膚が弱い → アレルギーや湿疹が出やすい
    ・太りやすい体質 → 食事管理がとても大事
    そのため、日常的に健康状態をよく観察し、適切な食事とケアを心がけることが大切です。

    飼いやすさのポイント

    フレンチブルドッグは、初心者でも飼いやすいと言われる理由がいくつかあります。
    ・大きすぎず、マンションや室内でも快適に過ごせる
    ・運動量は少なめで、お散歩は1日20~30分ほどでもOK
    ・無駄吠えが少なく、穏やかな気質
    ・人との関わりが大好きなので、家族の一員として迎えやすい
    ただし、暑さに弱いため夏場の温度管理は必須です。エアコンやクールマットなどの準備も忘れずに。

    フレンチブルドッグはこんな人におすすめ!

    ・犬とじっくり向き合いたい人
    ・甘えん坊な性格の犬が好きな人
    ・毎日たっぷりスキンシップを取りたい人
    ・室内でのんびり過ごすのが好きな家庭
    その個性的な魅力と豊かな表情に、一度ふれあえば「もう他の犬は考えられない」と言う飼い主も多い犬種です。
    フレンチブルドッグと一緒に過ごす日々は、きっと笑顔と癒しにあふれるものになるでしょう。

    フレンチブルドッグの疾患(大分類単位)の請求割合

    参照元:アニコム損害保険株式会社
    https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201812_3_2.pdf

    疾患名 割合
    循環器疾患 1.8%
    呼吸器疾患 5.9%
    消化器疾患 28.5%
    肝・胆・膵疾患 5.6%
    泌尿器疾患 11.4%
    生殖器疾患 3.1%
    神経疾患 7.3%
    眼の疾患 20.2%
    耳の疾患 28.9%
    歯・口腔疾患 2.6%
    筋骨格疾患 13.6%
    皮膚疾患 51.1%
    血液・免疫疾患 2.7%
    内分泌疾患 2.5%
    全身性の疾患 17.1%
    参考:腫瘍 11.3%

    フレンチブルドッグの特徴と食事の重要性

    フレンチブルドッグは、そのユニークな外見と愛嬌のある性格から、非常に人気のある犬種です。
    しかし、見た目の可愛らしさとは裏腹に、体のつくりや体質に独特の弱点があり、食事の内容が健康を左右する重要なポイントになります。
    ここでは、フレンチブルドッグならではの体の特徴と、それにどう食事が関係してくるのかを詳しく見ていきましょう。

    短頭種ならではの呼吸のしづらさと食事の関係

    フレンチブルドッグは「短頭種(たんとうしゅ)」と呼ばれ、鼻が短くつぶれたような顔立ちが特徴です。
    この構造により、気道が狭く、呼吸がしづらいというデリケートな問題を抱えています。

    食事が関係するポイント

    ・早食いが呼吸を妨げる
    → 一気にごはんを食べると呼吸が乱れやすく、むせたり、吐き戻したりすることがあります。
    ・食事中の姿勢が大事
    → 頭を下げすぎず、首や胸に圧がかからないようにするためには、食器の高さを調整するのが◎。
    ・粒の大きさや硬さも工夫が必要
    → 大きすぎる粒や硬すぎるフードは、噛みにくく飲み込みづらいため、適度なサイズ・硬さのものを選びましょう。
    📝 ワンポイント
    呼吸のしづらさが原因でごはんを嫌がる子もいます。ゆっくり食べられるように「早食い防止食器」などの工夫もおすすめです。

    皮膚トラブルが多い理由と食材の関係

    フレンチブルドッグは皮膚がとても敏感な犬種です。
    特に、アレルギーや皮膚炎、かゆみなどのトラブルが起きやすい傾向があります。

    トラブルの主な原因

    ・皮膚が薄くてデリケート
    ・シワの間に汚れや湿気がたまりやすい
    ・アレルゲンに反応しやすい体質

    食事で気をつけたいこと

    ・アレルギーの出やすい原材料を避ける
    → 例えば、牛肉・小麦・乳製品などはアレルギーの原因になることも。鶏肉や魚、ラムなど、比較的アレルギーが出にくい食材を選ぶと安心です。
    ・オメガ3脂肪酸やビタミン豊富なフードが◎
    → 魚油や亜麻仁油などに含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚のバリア機能をサポート。かゆみや乾燥対策に効果が期待できます。
    📝ワンポイント
    食事による皮膚改善はすぐには現れませんが、2~3週間以上継続して与えることが大切です。

    太りやすい体質とカロリー管理の必要性

    フレンチブルドッグは筋肉質な体型ですが、実は太りやすく、運動不足になりやすい犬種です。
    ちょっとした食べすぎやおやつのあげすぎで、あっという間に体重が増えてしまうことも…。

    なぜ太りやすいの?

    ・活動量が少なめ(特に夏場は暑さに弱く運動できない)
    ・食欲旺盛な子が多い
    ・骨格がしっかりしているので「太っていることに気づきにくい」

    食事でできる予防と対策

    ・カロリーが控えめで栄養バランスの良いフードを選ぶ
    → 高たんぱく・低脂肪が基本です。シニアや避妊去勢後の子には専用フードも検討を。
    ・給餌量はパッケージの目安を参考にしながら調整
    → 同じ体重でも、運動量や年齢によって必要なカロリーは違います。
    ・おやつや間食にも注意
    → トレーニングのごほうびは低カロリーのものを選び、与える量は計算に入れて。
    📝ワンポイント
    太りすぎると、呼吸や関節にも負担がかかります。理想体重の維持=健康寿命の延伸につながります。

    フレンチブルドッグに適したドッグフードの選び方

    フレンチブルドッグは、見た目のかわいらしさとは裏腹にデリケートな体質を持つ犬種です。呼吸のしづらさ、皮膚の弱さ、太りやすさなど、健康面で注意が必要なポイントが多く、日々の食事(ドッグフード)選びがとても大切です。
    ここでは、フレンチブルドッグの体質に合ったドッグフードを選ぶために知っておきたいポイントを詳しく解説します。

    避けたい原材料とは?

    ドッグフードのパッケージには多くの原材料が並んでいますが、中にはフレンチブルドッグの健康に悪影響を与える可能性のあるものも含まれています。

    ▷ 避けたほうがよい原材料の例

    ・人工添加物(着色料・香料・保存料)
    → アレルギーや皮膚炎の原因になることも。
    ・不明確な動物性副産物(「肉副産物」「動物性油脂」など)
    → 栄養価が不明で、品質にばらつきがある。
    ・低品質な穀物(とうもろこし、小麦などの大量使用)
    → 消化不良やアレルギーのリスクが高い。
    ・砂糖や塩分の多いもの
    → 肥満や腎臓への負担につながる。
    📝できるだけシンプルでナチュラルな原材料を使ったフードを選ぶのがポイントです。

    チェックしたい栄養バランス

    フレンチブルドッグにとって大切なのは、体質に合った適切な栄養バランスです。
    以下のようなバランスを意識したフードを選びましょう。

    ▷ 理想的な栄養バランス
    ・高たんぱく・低脂肪
    → 筋肉を保ちつつ、肥満を防ぐ。
    ・良質な脂肪(オメガ3・オメガ6脂肪酸)
    → 皮膚や被毛の健康をサポート。
    ・食物繊維や乳酸菌などの整腸成分
    → 消化器系が弱い子も多いため、腸内環境を整える。
    ・グルコサミン・コンドロイチン
    → 関節のサポートに役立つ(体重が重めな子に特に◎)。
    📝年齢や活動量に応じて「成犬用・子犬用・シニア用」など、ライフステージに合ったものを選ぶことも大切です。

    穀物はNG?グレインフリーの考え方

    「グレインフリー(穀物不使用)」のドッグフードは最近人気ですが、必ずしもすべての穀物が悪いわけではありません。

    ▷ グレインフリーが向いているケース

    ・小麦やトウモロコシでアレルギー反応が出る子
    ・消化器が弱く、お腹を壊しやすい子
    ・食物アレルギーの原因を減らしたい場合
    ただし、お米やオートミールなど消化しやすい穀物は、栄養源として有効な場合もあります。
    📝ポイント
    グレインフリーかどうかよりも、**「どんな穀物が、どのくらい使われているか」**が重要。
    穀物の種類や使用目的をしっかりチェックしましょう。

    小粒?中粒?粒のサイズの選び方

    フレンチブルドッグは「短頭種(鼻ぺちゃ)」のため、粒のサイズや形によっては食べづらくなることがあります。

    ▷ 粒サイズの選び方

    ・小粒
    → 食べやすく丸のみしやすいが、早食いになりやすい。
    ・中粒(または平たい形状)
    → 噛んで食べやすく、早食い防止にも◎。
    さらに、フードの粒があまりに硬すぎると歯やあごに負担がかかるため、適度な硬さのものを選ぶこともポイント。
    📝ワンポイント!
    「噛まずに飲み込んでしまう」「よくむせる」などがある場合は、粒の大きさ・形状を見直してみましょう。

    フレンチブルドッグがドッグフードを食べない時の対処法

    「急にごはんを食べなくなった…」「口に入れても吐き出す…」
    そんな時、飼い主としてはとても心配になりますよね。フレンチブルドッグはマイペースで繊細な一面もある犬種なので、ちょっとした環境や体調の変化で食欲が落ちることもあります。
    ここでは、よくある原因とその対処法をわかりやすく紹介します。

    【原因①】フードに飽きている・好みでない

    同じフードを長く与えていると、「飽きた」と感じることも。
    また、ニオイや食感が気に入らず、最初から好みでないケースもあります。

    ▶ 対処法

    ・少し温めて香りを立たせる(電子レンジで数秒)
    ・ふやかして柔らかくする(子犬やシニア犬にも◎)
    ・トッピングを少し加える
    → 無添加のささみ・ゆで野菜・ドッグ用ふりかけなど
    フードのブランドや味を切り替えてみる
    ※急な変更はお腹を壊すこともあるので、徐々に切り替えるのがコツです。

    【原因②】おやつの与えすぎ

    おやつを食べて満足してしまい、ドッグフードを食べなくなる「わがまま食い」状態になることも。

    ▶ 対処法

    ・おやつを控えめにする
    ・ごはんを先に与える→その後におやつという順序にする
    ・フードを食べたらごほうびがもらえるようにして、ごはんの価値を上げる
    ✅📝ポイント
    食事とおやつのバランスを見直すことで、食欲が戻ることも多いです。

    【原因③】体調不良・口内トラブル

    歯や口の中が痛かったり、消化不良を起こしていると、自然と食欲が落ちます。

    ▶ 対処法

    ・口臭や歯ぐきの腫れ、便の状態などをチェック
    ・嘔吐や下痢、ぐったりしている様子があればすぐに動物病院へ
    💡無理に食べさせず、「元気がない+食べない」がセットの場合は注意!

    【原因④】ストレスや環境の変化

    引っ越し、旅行、来客、天候などのちょっとした環境変化でも、フレンチブルドッグは敏感に反応します。

    対処法

    ・食事場所を静かで落ち着いた環境にする
    ・フードボウルを変える(高さ・材質・形で変わることも)
    ・食べる時間を一定にするなど、安心感のある習慣を作る

    【原因⑤】食事時間にムラがある・ダラダラ食べさせている

    自由に食べさせていると、時間がバラバラになってしまい、食欲のリズムが崩れることも。

    対処法

    ・時間を決めて15〜20分で下げる(食べ残してもそのままにしない)
    ・食事の前に軽く運動や散歩をして、自然な食欲を引き出す

    フレンチブルドッグに多い食の悩みとその対策

    フレンチブルドッグは見た目の愛らしさとは裏腹に、皮膚・消化・呼吸などのトラブルを抱えやすい犬種です。とくに「食」にまつわる悩みは非常に多く、「アレルギー」「お腹を壊しやすい」「食欲のムラ」など、飼い主さんの頭を悩ませる原因になります。
    ここでは、その中でも特に多い2つの悩みについて、原因とフード選びのポイントを詳しく解説します。

    アレルギー対策に向いているフードタイプ

    フレンチブルドッグは食物アレルギーを起こしやすい体質の子が多く、かゆみ・皮膚の赤み・脱毛・涙やけなどの症状が出ることがあります。

    📝よくあるアレルゲン(アレルギーの原因になりやすい食材)
    ・小麦やトウモロコシなどの穀物
    ・牛肉、鶏肉(特にチキン)
    ・乳製品、卵、人工添加物

    📝アレルギー対策としておすすめのフードタイプ

    タイプ 特徴・メリット
    グレインフリー(穀物不使用) 小麦やトウモロコシが苦手な子に◎。代わりにサツマイモや豆類を使用。
    単一たんぱく源タイプ たんぱく源を1種類(例:ラム・サーモン)に絞り、アレルギー原因を特定しやすい。
    低アレルゲンフード アレルゲンになりにくい食材(鹿肉・魚・馬肉など)を使用。皮膚のトラブル対策に効果的。
    無添加・無着色フード 人工添加物がアレルギーの原因になることもあるため、ナチュラル志向が安心。

    💡アレルギーの疑いがある場合は、1種類ずつ食材を試す「除去食」も有効です。
    症状が落ち着いてきたら、その子に合う食材がわかってきます。

    お腹を壊しやすい子のフード調整方法

    フレンチブルドッグは短頭種の特性もあり、胃腸が敏感な子が多い犬種です。
    「軟便・下痢が続く」「ごはんの後によく吐く」などの症状が見られる場合、フードの内容や与え方を見直すことで改善することがあります。

    🐶フード調整でチェックしたいポイント

    チェック項目 対策例
    消化にやさしい内容か サツマイモ・オートミールなどの穏やかな炭水化物を使用しているか確認。
    原材料が複雑すぎないか 食材の種類が多いと消化に負担が。なるべくシンプルなレシピを選ぶ。
    脂質が多すぎないか 高脂肪なフードはお腹をゆるくしやすいため、脂質量を控えめにしたものを。
    粒の硬さや大きさが適切か 噛みにくいと丸のみして消化不良に。中粒・平たい粒など、噛みやすいタイプに変更。
    早食い・一気食いしていないか 早食いは吐き戻しや胃拡張の原因に。早食い防止ボウルやフードパズルがおすすめ。

    📝お腹にやさしい補助アイテム
    ・ふやかしフード:ドライフードをぬるま湯でふやかして、消化しやすくする
    ・乳酸菌・オリゴ糖入りフード:腸内環境を整える働きがある
    ・サプリメント:獣医師の指導のもと整腸剤やプロバイオティクスを使うことも
    ✅ 突然の下痢や吐き戻しが続く場合は、必ず病院へ。寄生虫や消化器疾患の可能性もあります。

    フードの切り替え方と与え方のポイント

    愛犬の健康を守るために、フードの変更はとても慎重に行うべきステップです。いきなり新しいフードに変えてしまうと、消化不良や下痢、食欲不振といったトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、スムーズな切り替え方法と与え方のポイントを見ていきましょう。

    切り替えは段階的に!混ぜ方のコツ

    フードを変える際は、最低でも7日間かけて段階的に切り替えるのが基本です。
    🐶切り替えの一例:
    ・1~2日目:新しいフード25% + これまでのフード75%
    ・3~4日目:新しいフード50% + これまでのフード50%
    ・5~6日目:新しいフード75% + これまでのフード25%
    ・7日目以降:新しいフード100%
    フードを混ぜる際は、よくかき混ぜて香りや見た目の差を少なくすることがポイント。偏食気味のワンちゃんには、少量のぬるま湯で香りを立たせてあげるのも効果的です。

    給餌量の目安と体重管理のヒント

    フードのパッケージに記載されている「体重ごとの給与量」はあくまで目安です。運動量・年齢・体質によって必要カロリーは大きく異なります。
    🐶体重管理のコツ:
    ・理想体重をキープ:肋骨が軽く触れる程度がベスト。
    ・定期的な体重チェック:できれば週に1回、体重を記録しましょう。
    ・おやつはトータルカロリーに含めて調整。
    少しでも体重が増えすぎたり、減りすぎたりした場合は、1日あたりの給餌量を10%前後ずつ調整してみてください。

    フードの保存方法にも気をつけよう

    フードの品質を保つには、正しい保存方法も大切です。不適切な保存は酸化やカビの原因になり、愛犬の健康に悪影響を与えかねません。
    🐶保存のポイント:
    ・開封後は密閉:ジッパー付き袋や密閉容器に入れて、湿気と酸化を防ぐ。
    ・直射日光・高温多湿を避ける:冷暗所での保管が理想的。
    ・開封日を記録しておく:できれば1ヶ月以内で使い切れるサイズを選ぶ。
    なお、小分けにして冷蔵庫で保存するのもひとつの手ですが、結露によるカビのリスクもあるため、完全密閉と使用前の常温戻しが必要です。

    フレンチブルドッグのフードについてのQ&A

    Q1:フレンチブルドッグにはどんなフードが合いますか?

    A:皮膚や胃腸がデリケートな子が多いため、以下のようなフードがおすすめです。
    ・グレインフリーまたは低アレルゲンタイプ:小麦やとうもろこしでアレルギーを起こす子も多いので、消化にやさしい原材料を。
    ・良質なたんぱく質がメイン:鶏・魚・鹿・ラムなど、動物性たんぱく質を主体にしたフードが◎。
    ・脂質が控えめなもの:体重管理やお腹の調子のために、脂質量はやや控えめがベター。

    Q2:1日にどれくらいの量を与えればいい?

    A:体重や年齢、運動量によって異なります。以下は一例です。

    A:体重や年齢、運動量によって異なります。以下は一例です。

    体重(kg) 給与量の目安(g/日)
    8kg 約130〜160g
    10kg 約150〜180g
    12kg 約170〜200g

    ※成犬・運動量普通の場合の目安です。
    フードのカロリー密度(kcal/100g)や体型によって調整が必要です。

    ※成犬・運動量普通の場合の目安です。
    フードのカロリー密度(kcal/100g)や体型によって調整が必要です。
    食後に太ってきた・痩せてきたなどの変化があれば、10%前後ずつ量を調整しましょう。

    Q3:食べムラがあるんですが、どうすればいいですか?

    A:まず健康状態に問題がないか確認したうえで、以下の対策を試してみましょう。
    ・同じ時間に出して、30分以内に片付ける習慣をつける
    ・温める or ぬるま湯でふやかすと香りが立って食欲アップ
    ・運動後や空腹感がある時間帯を狙って与える
    ・トッピングは一時的な刺激にはなりますが、クセになることもあるので注意
    それでも食べない場合は、フードの種類や硬さ、香りが好みに合っていないことも考えられます。

    Q4:体重が増えすぎたときの対策は?

    A:以下のような方法で無理のないダイエットを。
    ・ライトフードや体重管理用のフードに切り替える
    ・給与量を1日あたり10~15%減らす
    ・おやつの量と内容も見直す(カロリーゼロの野菜スティックなどへ)
    ・食事を2回→3回に分けることで満腹感を与える方法も◎
    ・毎日の散歩や遊び時間を5~10分増やす
    急な減量は逆にストレスになるため、「ゆっくり・無理なく」が大切です。

    Q5:子犬用から成犬用に切り替えるタイミングは?

    A:一般的には生後12ヶ月前後が目安です。
    ただし、骨格がしっかりしてきて体重も安定していれば、10ヶ月ごろに切り替えるケースも。逆に小柄で発育が遅めな子は、13〜14ヶ月まで子犬用を続けることもあります。
    切り替える際は、新旧のフードを混ぜて徐々に移行させるのが基本です(7日以上かけてゆっくりと)。

    まとめ

    フレンチブルドッグは、皮膚や消化器がデリケートな犬種のため、フード選びは慎重に行うことが大切です。グレインフリーや低アレルゲンタイプ、良質なたんぱく質を中心にしたフードを選ぶことで、アレルギーや消化トラブルのリスクを抑えることができます。

    また、フードの切り替えは1週間ほどかけて徐々に移行させるのが基本です。いきなり変更すると下痢や食欲不振になることがあるため、古いフードと新しいフードを段階的に混ぜていくのがポイントです。

    給餌量は体重・年齢・運動量によって変わるため、パッケージの記載を参考にしながら、体型や体重の変化に応じて調整しましょう。食べムラや体重の増減が気になる場合も、無理のない範囲でフード量や種類を見直してみてください。

    そして、意外と見落としがちな「フードの保存方法」にも注意を。開封後は密閉して直射日光を避けるなど、鮮度を保つ工夫をすることで、品質を長持ちさせることができます。

    毎日の食事は健康の土台。フレンチブルドッグの個性に合わせて、安心・安全なフードライフを整えてあげましょう。

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    4/3日4/6まで、東京ビッグサイトで開催された)の国内最大級の国際ペット産業見本市「第14回インターペット(インターペット2025)」に出展致しました。
    その際のブースの様子の動画です。